雨漏りが発生したら、まずは室内の家具が濡れないようにしましょう。簡易式にバケツを水滴の落下地点に設置して、水を受けます。室内の空間ならば可能な方法ですが、問題なのは壁伝いや窓伝いで雨漏りが発生した場合です。壁伝いや窓伝いは、水が漏れ出ている場所を探します。
壁紙に亀裂が発生して漏れ出ている場合も多いのですが、窓伝いの場合は窓枠材から水が漏れ出てくる場合もあります。ビニール袋を用意して、壁や窓にテープで貼り付けます。ビニールの中へ水が入りやすいように、水が漏れ出ている場所からビニール袋の内部まで、サランラップを長めに貼り付けます。すると水はラップを伝ってビニール袋の内部へと入っていきます。
雨漏りが水滴の状態で少量の場合はビニール袋で対処できますが、本当に溢れ出てくるような雨漏りの場合はバケツが良いでしょう。ラップを使用して誘導させると、水を溜めたい場所へ入れられます。紙も良いのですが、濡れている時間が長くなって水の重さで破けてしまう場合があります。室内の水を安全に溜められるようになったら、工務店に連絡しましょう。
自分で屋根に登るのは危険なので、工務店に雨漏りの原因の特定も依頼します。可能であれば動画を撮影しておきましょう。水の流れ落ちてくる速さと音が分かると、雨水が直接入ってきて落下しているのか、どこかに溜まっている水が溢れて流れているのか判別しやすくなり、工務店の人が原因を判断するときにも役立ててもらえます。