雨漏り修理のときに覚えておきたいのが、自宅の屋根材を正確に把握できるかどうかです。屋根材は種類があります。耐久性に秀でている材質と言っても、防カビ性と防錆性では異なる要素となり、塗布したときに塗料の違いが明確になります。雨漏り修理の基本は雨水の入る場所を特定して、雨水が入らないように施工することです。
施工した場所は風雨にさらされますので、保護膜として機能する塗膜を形成させる必要があります。孔や隙間を見つけて、雨漏りが入らないように施工し、施工した箇所を含めて屋根材を全体的に同一の塗料で塗装します。雨漏り修理を施工してから塗装するのが手順です。塗装を先に施工してから雨漏り修理をしてしまうと、効果が半減してしまう場合があります。
雨水が入らないように使用されるのが防水シーリング剤やシリコン樹脂ですが、塗膜の上に使用すると、剥がれやすい場合があります。防水シーリング剤やシリコン樹脂の上から塗装すれば、問題なく長持ちします。古い塗膜を剥がしてから、屋根材に直接塗布するようにして防水シーリング剤を施工します。隙間が広ければシリコン樹脂を選びます。
乾燥してから、塗装します。手順を守ることで、効果は大きく長持ちするようになりますので、目先の雨漏り修理にこだわりすぎずに、屋根材に対して適切な塗料を選んで施工してもらうようにしましょう。撥水性の高い塗膜は、雨漏り予防に効果的ですが、撥水性の高い塗膜に防水シーリング剤を塗布すると剥がれやすいので、順番は大切です。