普通の住宅の屋根は雨が入ってこないように作られているものですから、雨漏りが起きるということは何かの原因があるはずです。ではその原因を特定するためにチェックするべきポイントとしてはどういったところがあるのかと言うと、まず最初にチェックするべきとなるのが屋根の劣化です。現在の屋根の防水機能を作っているのは防水用の塗装や防水シートといったものなのですが、これらは一度設置したから永遠に使えるというものではありません。塗装は5年程度、防水シートは15~20年ほどすると防水の機能を発揮できなくなってしまいますから、これは定期的に交換をしなくてはなりません。
しかしこういったことをしっかり知っている人はそこまで多くありませんから、もし雨漏りが起きた場合には過去に屋根の補修をしたかどうかチェックするべきでしょう。次にチェックするべきとなるのが雨どいです。通常の雨どいは屋根から雨を受けて地面に流すようにしているのですが、この雨どいにゴミが詰まったり、鳥の巣が作られてしまったなどの理由によって雨が溢れるようになってしまうと、それによって雨漏りが引き起こされるケースがあります。この汚れについては目に見える部分であれば簡単に除去できますから、無理をしない範囲で確認し、清掃をしてみるべきです。
あとはコーキングの劣化や建築時の手抜き工事といったものがありますが、これらについては専門業者がチェックをした方が確実に特定が出来ます。雨漏りが起きた際には何かの原因があるはずですから、まずは原因を特定し、必要な処置を行うようにしましょう。