日本は地震大国ということができますので、一戸建ての住宅を建設するときに気になるポイントとしては地震に強い住宅かどうかということがあると言えます。地震に強い建設工法としては、軽量の鉄骨造であったり、ツーバイフォーの物件が地震に強いということができます。地震の対策としては一戸建て住宅の工法に目が行きがちになりますが、どのような工法であっても建築基準法を守って建設されている物件であれば、関東大震災と同様の規模の地震があったときでも倒れることはないと考えられます。建築基準法では震度6から7程度の規模の揺れが発生した場合であっても、倒れないことが基準となっていますし、現在建てられている住宅の耐震性能としては、震度6から7の1.2倍から1.5倍ほどの強度を持っていると言えます。
建築基準法で定められている耐震規模の数倍の一戸建て住宅を建てれば、その分だけ地震に対する安心を得られると考える人もいると思いますが、建物自体が物々しくなってしまうことや建設のための費用が高くなってしまうことも懸念されます。木造建築の場合であっても補強の金具を多用する工法によって、大きな揺れが発生しても耐震機能を果たすことができる一戸建て住宅の建設が可能です。地震に対する心配は、建築工法よりも地盤による影響のほうが大きいと言えます。地盤が緩いほうが大きな揺れを感じることになりますので、固い地盤の土地を選んで一戸建て住宅を建てることが大切になります。